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貯金・定期預金コラム:
最大利回り12%!みんなのクレジットは魅力的?

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。今回、取り上げるニュースはこちらです。
2016/7/21 <みんなのクレジット

株式会社みんなのクレジット




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回取り上げるのは株式会社みんなのクレジットの「みんなのクレジット」ですね。上記の通り最大利回り12%ということでなかなか魅力的です・・・持続可能であれば。

ちなみに「クレジット」と言われると記者は「クレジットカード」しか連想できませんが、業態としてはソーシャルレンディング&クラウドファンディング、ということですね。

というわけでその中身を見ていきたいと思います。

なおいつもご案内しているように「ノーリスク・ハイリターン」の投資案件というのはあり得ません。もしあれば自己資金や銀行借り入れで十分な利益が得られるからですね。他人の投資資金を頼る必要などありません。

つまり仮に最大利回り12%ということなのであれば、その裏側には同じくらいのリスクがあるはずです。もしそれを「ノーリスク・ハイリターンっぽく」表現しているとすれば即座に「悪質」と言えます。

で、この「みんなのクレジット」の広告を見てみるとこうなっています。



「元本割れ案件は0件」ということで実質ノーリスクであることを強く示唆しております。同社のサイトを見てもこうした表現が並んでおります。





「元本割れ案件は1件もない」「元本割れ案件0件」と言った表現を通じて、あたかも同社の扱う投資案件が「極めて安全である」という印象を与えております。

百歩譲ってもし同社の投資案件が元本割れが発生しにくい極めて安全なものであるなら、繰り返しになりますが見ず知らずの投資家に対して最大12%ものリターンを払ってまで資金集めする必要など一切ありません。

銀行にお願いすれば1%や2%と言った低利でお金を貸してくれるでしょうし、投資家に最大12%も支払うということであれば、自社のリターンは15%や20%であることが想定され、自己資金で地道に商売をしていても時間さえかければ十分な成長が可能です。

また逆の視点から言えば、当社の先には15%や20%といった金利を払ってくれる貸出先がいるわけですが、残念ながら信用力に懸念のある先であるのは間違いありません。

もし信用力が高い会社であればこれまた銀行が喜んで1%や2%と言った金利でお金を貸してくれるはずです。何といっても世の中はマイナス金利の時代ですからね!銀行から見れば預金はあっても貸出先がない時代です。そのように銀行が積極的に貸出先を探している中でも、銀行から借りられず、こうした高利の借り入れに頼らざるを得ないということは・・・やはり「信用力がない」ということですね。

加えてこの「みんなのクレジット」は以下のように謳っております。



そもそも「安心の高利回り運用」などありえないわけですが(苦笑)、それはともかく、本当にすべての案件が「担保付き」だとすると、「担保があるのに15%や20%の金利を払わないとお金を借りられない会社」というのは一体、どういった企業なのですかね?

以前は「銀行は担保がないと貸さない」と言われたものですが、言い換えれば「銀行は担保があれば貸してくれる」ということです。その担保があるのに銀行から借りられないというのはどういう理由でしょうか。

記者が思いつくのは以下4つしかありません。

1.担保があっても業績が悪く回収の見込みが立たない

2.担保に価値がない

3.反社会的企業

4.担保があるというのは虚偽

どれであっても、やはりハイリスクですね・・・。要するに常識的に考えれば、この「みんなのクレジット」への投資は「ハイリスク」であり、その事実を全く開示していない以上、故意かどうかはともかくとして結果的に「悪質」と評価せざるを得ません。

投資を検討している方は少なくとも上記疑問をしっかり精査していただければと思います。

ちなみに同社投資案件をチェックしてみると担保は「有価証券」ばかりですね。もし株式や債券など流動性が高いものであれば、借り手からすればそれを売却した方が安く資金調達ができるはずです。15%や20%といったリターンを得ることはできないでしょうからね。

逆に借り手側の会社の株式などであれば正直、担保力としては「紙屑以下」です。こうした点もチェックなさってください。

さてこの「みんなのクレジット」社は設立が2015年5月ということでまだ新しい会社ですね。その点では同社の信用力も今一つと言えますが、一方、設立から1年2ヶ月が経過しているにも拘わらず自社の財務状況を一切開示していない点も全く信用できません。

こうしたスキームの場合、投資先の信用力より、運営会社の信用力の方がはるかに重要にもかかわらず開示しないというのはどういうことなのでしょうねぇ。

監督官庁におかれてはぜひこうしたファンド会社の財務諸表の開示と、監査法人によるチェックを義務づけていただきたいものです。開示させない理由など一切ないですからね。「開示できない理由」ならたくさんあるかもしれませんが・・・。

なお同社の損益を推測してみると、現在の運用額は約2億円ということのようです。利息が平均15%とするなら利益は年間3,000万円ですね。

この半分(7.5%)を投資家に還元しているとすれば残る利益は年間1,500万円です。

従業員が9人いて平均年収を300万円とすると(適当です)、人件費だけで2,700万円となり、そこに社会保障なども加わりますからこれだけで大幅な赤字です・・・。

さらに賃料が30万円として(適当です)年間360万円。

また貸出には当然一定の貸し倒れが発生するわけで、15%という利率から、仮にその半分の7.5%くらいの貸し倒れを見込むとするとこの損失がやはり年間1,500万円となります。

と言うか、今気が付きましたが、15%で貸しても7.5%を投資家に分配し、7.5%が貸し倒れるとすれば、永遠に利益が出ませんね!ありゃりゃ・・・。

仮に奇跡的に貸し倒れが0%であり続けたとしても、経費だけで年間2,000万円を超える赤字であると考えられます。資本金が8,000万円ですから、このペースでいけばあと3年で店じまいということですね。果たしてどうなるでしょうか。

いずれにしても、どこからどう見ても同社に投資したいという気にはなりません。

繰り返しになりますが、慎重にご検討いただければと思います。

参考になさってください。

では最後に、あくまで一般論ですが、いつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。

加えてこちらの記事も参考になさってください。

>>><備忘録>怪しいファンド、投資案件の見分け方

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